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アジアの水覇権 Hydro-Hegemony in Asia ー中国・インドの資源紛争を解く

 

天野健作 Amano Kensaku

 

発行       2024年1月20日

ISBN  978-4-9910204-7-6

頁数       262ページ

¥3,245

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◆著者略歴

大和大学社会学部教授(2021年~)。

1974年愛知県豊田市生まれ。

同志社大学法学部卒業、京都大学大学院人間・環境学研究科修士課程修了(人間・環境学修士)。

ニューヨーク大学プログラム課程(国際関係学)修了、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了(国際協力学博士=環境学研究系)。

1999~2020年、産経新聞社記者。記者時代は環境省、原子力規制委員会、厚生労働省、東京都庁、警察・検察、北朝鮮拉致問題などを担当した。

専門は地球環境学、国際水資源、ジャーナリズムなど。著書に『原子力規制委員会の孤独』(エネルギーフォーラム新書)などがある。

大和大学では2022年、SDGsに関わる「SDG研究推進室」を立ち上げた。

加えて、大学ベンチャーである「株式会社ヴェリダス」を設立し、代表取締役社長として、海外の大学や企業・団体と連携しながら、学生と共にSDGsに関係する社会発信や、商品を開発・販売するなどしている。


「目次とまえがき」



編集担当者からコメント

「地球沸騰化」が昨年の新語・流行語大賞でトップ10入りしました。著者は気候変動による水資源への影響に着目し、アジアでこれから起こる可能性のある水をめぐる紛争を予測します。その中心となるのが中国であり、水への支配を及ぼす「覇権」をテーマに、紛争の解決策を本書で提示しています。

さらに世界人口では中国を抜きトップになったとされるインドの水資源の現状も解き明かし、これらアジアの二大国が水をめぐって衝突している場所も明らかにしています。

著者は元新聞記者であり、ジャーナリストの感覚を持ち合わせ、ネット上では消されてしまった中国の「重要資料」を入手し、本書で一部掲載に踏み切りました。秘匿されてきた中国の水資源外交戦略を大量の資料や文献を読み解いて、浮き彫りにしています。

本書は、著者の博士論文(東京大学学位取得)をもとにしており、今回それを噛み砕いて一般の読者にも分かるようにしたものです。世界を読み解くカギは「水」にあり。水紛争を防ぐ望ましい国際協調のあり方を示した珠玉の本となっています。

ちなみに、本年十二支の辰(龍)は水の神様ともいわれます。辰年の初めに、生命の源の「水」について考えてみませんか。